研究活動 Research

環境健康科学研究室では,環境がどのように人々の健康に影響するかを研究しています。
有害な環境を明らかにすることで人々の健康障害を取り除き、また健康増進に寄与する因子を積極的に活用できるようにするための、科学的知見の創生に努めていきます。
本研究室では、特に環境化学物質に着目し、子どもたちや居住者のアレルギー、発育、二次性徴などの健康との関連に疫学的に迫ります。主に北海道大学環境健康科学研究教育センターとの連携において、以下の課題に取り組みます。

1.出生コーホート研究

北海道で2001年にスタートした母子2万組が参加する「環境と子どもの健康に関する北海道研究(北海道スタディ)」、2011年に開始した環境省による国家プロジェクト「子どもの環境と健康に関する全国調査(通称:エコチル調査)」を基盤に調査を行っています。

2.室内環境と健康

人々が一日のうちで最も長い時間を過ごす、特に自宅環境とシックハウス症候群やアレルギーとの関係を明らかにしていきます。

3.今後は、ベトナムやタイ、あるいはアフリカとの国際協力により、人々と未来を担う世界の子どもたちの健康への貢献を目指しています。

今後は、環境と健康に介在するバイオマーカーの探索や、健康増進やQOLの向上を目指すアロマセラピーなど介入効果など、環境疫学研究をベースに新たな課題にも挑戦したいと考えています。

出生コーホート研究
室内環境と健康
WHOCC
その他